はじめに|「周りはもう始めてる…」と焦らなくても大丈夫
「幼稚園の友達はもう水泳を始めてる」「うちも何か習わせた方がいいのかな?」
周りの子が習い事を始めると、つい焦ってしまいますよね。僕も親として、ほかの子の話を聞くと「そろそろ何か始めた方がいい?」と考えることがあります。
でも、習い事には「○歳から始めれば正解」という絶対的な年齢はありません。
僕は、一番分かりやすい始めどきは、子ども自身が興味を持ったタイミングだと思っています。
興味が出てくると、子どもの方から「やってみたい!」「僕も行ってみたい!」と言ってくることがあります。そんな気持ちが芽生えたときなら、親に言われて始めるよりも前向きに取り組みやすいですよね。
もちろん、親がきっかけを作るのも悪いことではありません。体験教室へ行ってみて、そこで初めて夢中になることだってあります。
この記事では、子どもが習い事を始める年齢の目安から、年齢別のおすすめ、始めどきを見極めるポイントまで紹介します。
「まだ何も習ってないけど大丈夫かな?」と感じているパパ・ママも、周りと比べすぎず、その子に合ったタイミングを一緒に探していきましょう。
1|子どもの習い事はいつから始める家庭が多い?
「習い事って、みんな何歳くらいから始めてるんだろう?」
初めて子どもの習い事を考えると、やっぱり気になりますよね。一般的には幼児期から始める家庭が多く見られますが、調査によって開始年齢には違いがあります。
ここでは「何歳が正解」と決めるのではなく、子どもの成長に合わせた始め方を見ていきます。
3〜5歳ごろから始める家庭が多い傾向
子どもの習い事は、3〜5歳ごろの幼児期から始める家庭が多い傾向があります。
この時期になると、少しずつ先生の話を聞いたり、集団で活動したりできるようになる子も増えてきます。
水泳や体操、ピアノ、英語など、3歳前後から参加できる教室もありますよね。
ただし、同じ3歳でも成長のペースや興味は一人ひとり違います。
「3歳になったから何か始めなきゃ」と考えるより、子どもが何に興味を持っているのかを見る方が、習い事を選ぶヒントになると思います。
ちなみに、わが家で子どもが最初に習い事を始めたのは5歳のときでした。
周りと比べて開始時期を決めたというより、そのときの本人の興味や生活に合わせてスタートした形です。
振り返ってみても、「もっと早く始めさせればよかった」とは特に思っていません。
0〜2歳から始められる習い事もある
一方で、0〜2歳から参加できる習い事もあります。
代表的なのは、親子で参加するベビースイミングやリトミックなどです。
この年代では、「上達するために習う」というより、親子で体を動かしたり、音楽に触れたり、普段とは違う経験を楽しむという感覚に近いでしょう。
まだ自分から「これを習いたい!」と言うのが難しい年齢だからこそ、実際に参加したときの表情や様子を見て判断するのも一つの方法です。
楽しそうなら続けてみる。嫌がるようなら無理をしない。
最初から長く続ける前提にせず、親子で新しい経験をしてみるくらいでも十分だと思います。
小学校入学をきっかけに始めても遅くない
「幼児期に何も習わせなかったけど、小学生からじゃ遅い?」
そんな心配をする必要もありません。
小学生になると、自分の好き嫌いを以前よりはっきり伝えられるようになります。
友達がやっているスポーツに興味を持ったり、学校で音楽に触れて「ピアノをやってみたい」と言い出したりすることもあるでしょう。
むしろ本人から「やりたい」が出てきたなら、それが始めるきっかけになることもあります。
習い事の開始年齢に関する調査を見ても結果はさまざまで、幼児期から始める家庭が多い調査もあれば、7歳でのスタートが多いという調査もあります。
だからこそ、平均的な開始年齢はあくまで参考程度。
「みんな何歳から?」を気にしすぎるより、「うちの子は今楽しめそう?」と考える方が、僕はしっくりきます。
では、実際にどんな様子が見えたら習い事を始めるタイミングなのか。
次の章では、年齢だけでは分からない「始められるサイン」を具体的に見ていきます。
2|何歳かより「始められるサイン」を見てみよう
「3歳になったから、そろそろ習い事を始めようかな」
年齢を一つの目安にするのは悪くありません。でも僕は、何歳になったかよりも子どもの様子に「始められそうなサイン」が出ているかを見る方が分かりやすいと思っています。
ここでは、習い事を始めるタイミングを考えるときに見ておきたい5つのサインを紹介します。
子ども自身が「やってみたい」と興味を示している
一番分かりやすいのは、やっぱり子ども自身の「やってみたい!」という言葉です。
テレビでスポーツを見て「僕もやりたい」、友達の話を聞いて「私も行ってみたい」と言うこともありますよね。
僕は、こうした興味が出てきたタイミングをできるだけ逃したくないと思っています。
親から何度も「やってみない?」と誘うより、自分から興味を持ったことの方が前向きに取り組みやすいはずです。
もちろん、一度「やりたい」と言ったからといって、必ず長く続けなければいけないわけではありません。
まずは体験してみて、本当に楽しめそうかを見るくらいでも十分ですよ。
先生の話をある程度聞ける
習い事では、先生やコーチの説明を聞いて動く場面があります。
だから、「先生の話を最初から最後まで完璧に聞けるか」ではなく、短い説明を聞いて少しずつ行動できるかも一つの目安になります。
幼い子なら途中で集中が切れるのは珍しくありません。
教室側も年齢に合わせて進めてくれる場合があるので、「落ち着きがないからまだ無理」と決めつけなくても大丈夫です。
体験教室で実際の様子を見れば、集団の中でどのくらい参加できそうかも分かりやすいでしょう。
親と離れて活動できそう
習い事によっては、レッスン中に親と離れて活動することもあります。
そんなとき、親と離れることへの不安が強すぎないかも見ておきたいポイントです。
最初は泣いてしまっても、何度か通ううちに慣れる子もいます。
逆に毎回強く嫌がっているなら、少し時期を待ったり、親子で参加できる教室を選んだりする方法もありますよね。
「もう○歳だから一人でできるはず」と年齢だけで考えず、その子のペースに合わせて選びたいところです。
生活リズムに無理なく入れられる
本人が楽しそうでも、習い事を入れたことで毎日の生活が苦しくなってしまうなら、始める時期を少し考えてもいいかもしれません。
たとえば保育園や幼稚園のあとに習い事へ行き、帰宅してから夕食、お風呂、翌日の準備……となると、大人が思っている以上に慌ただしくなることがあります。
眠る時間が遅くなったり、毎回疲れて機嫌が悪くなったりするなら、曜日や時間帯が合っていない可能性もあります。
習い事だけでなく、その前後まで含めて無理がないかを見る。
これも始めどきを判断するサインの一つです。
体験教室で楽しそうにしている
そして最後は、実際にやってみたときの子どもの反応です。
パンフレットやホームページだけでは、子どもに合うかどうかまでは分かりません。
体験教室へ行ってみて、
「また行きたい!」
「次はいつ?」
なんて言ってきたら、かなり分かりやすいですよね。
反対に、親は良さそうだと思っていても本人がまったく楽しそうではないこともあります。
そんなときは、無理にその場で入会を決めなくてもいいと思います。
年齢はあくまで目安。最後は子どもの表情や言葉を見る。
「○歳になったから」ではなく、「今なら楽しめそう」と感じられたときこそ、その子にとっての始めどきなのかもしれません。
次の章では、0〜2歳、3〜5歳、小学生と年齢を分けながら、初めて挑戦しやすい習い事を紹介していきます。
3|年齢別|初めての習い事におすすめなのは?
「始めるタイミングは分かったけど、じゃあ何を習わせたらいい?」
ここも迷いますよね。習い事は種類が多いので、最初から一つに絞ろうとすると結構悩みます。
そこで今回は、年齢ごとに挑戦しやすい習い事を紹介します。ただし「この年齢なら絶対これ」という話ではありません。最後は子どもの興味や性格を見ながら選んでみてください。
0〜2歳|親子で楽しめる習い事
0〜2歳ごろなら、親子で一緒に参加できる習い事から始める方法があります。
たとえば、
- リトミック
- ベビースイミング
- 親子体操
- 親子向けの音楽教室
などです。
この時期は、何かの技術を身につけることだけを目的にしなくてもいいと思います。
音楽に合わせて体を動かしたり、水に触れたり、家とは違う場所で遊んだりする。それだけでも子どもにとっては新しい経験ですよね。
親子で参加できれば、初めての場所が苦手な子でも挑戦しやすいでしょう。
「習わせる」というより、親子で一緒に楽しめる場所を増やしてみるくらいの感覚から始めるのもアリです。
3〜5歳|遊びながら体を動かせる習い事
3〜5歳になると、選べる習い事も一気に増えてきます。
水泳や体操、ダンスなどの運動系に加えて、ピアノなどの音楽系、英語教室といった選択肢もあります。
この年代なら、
- 水泳・体操
- ダンス
- ピアノなどの音楽教室
- 英語・英会話
- サッカーなどのスポーツ
などが候補になります。
ただ、まだ長時間集中するのが難しい子もいますよね。
だから僕なら、「将来役に立ちそうだから」という理由だけではなく、本人が楽しそうに参加できるかをまず見たいです。
遊びに近い感覚で夢中になれるものが見つかれば、「習い事の日が楽しみ!」につながるかもしれません。
6歳〜小学校低学年|本人の「やりたい」を広げる
小学生になると、子ども自身の興味もかなり分かりやすくなってきます。
友達の影響でスポーツに興味を持ったり、学校で経験したことから「もっとやってみたい」と言い出したりすることもあるでしょう。
選択肢としては、
- 野球・サッカー・水泳などのスポーツ
- ピアノ
- 書道・そろばん
- 英語
- プログラミング
など、かなり幅広くなります。
このくらいの年齢になったら、親が候補を全部決めるより「何かやってみたいものある?」と聞いてみるのもいいですよね。
すぐ答えが出なければ、いくつか体験教室へ行ってから選ぶ方法もあります。
実際に触れてみることで、それまで知らなかった「好き」が見つかることもありますよ。
小学校中〜高学年|好きなことを深める
小学校中〜高学年になると、本人の意思をより重視して選びやすくなります。
すでに続けている習い事があるなら、「もっと上手になりたい」と一つのことに力を入れる子もいるでしょう。
反対に、これまで習い事をしていなかった子が、この時期から新しく始めても問題ありません。
スポーツでも音楽でも勉強系でも、興味を持ったタイミングから挑戦できます。
むしろ自分で「これをやりたい」と選べる年齢だからこそ、目的を持って取り組めることもありますよね。
僕は、年齢が上がるほど**「親が何を習わせたいか」より「本人が何をやってみたいか」**を聞いてあげたいと思っています。
初めての習い事選びで迷っている方は、別の記事「子どもの習い事おすすめ7選」でも、それぞれの特徴や選び方を詳しく紹介しています。
年齢別のおすすめは、あくまで候補を見つけるためのヒントです。
そして「どうせなら早く始めた方が上達するのでは?」と考えるパパ・ママもいると思います。
次の章では、習い事を早く始めるメリットだけでなく、知っておきたいデメリットについても見ていきます。
4|習い事を早く始めるメリット・デメリット
「せっかく習わせるなら、少しでも早く始めた方がいいのかな?」
そう考えるパパ・ママもいると思います。確かに、小さいうちから習い事を始めることで得られる経験はあります。
ただ、「早く始めた=必ず良い結果につながる」わけではありません。 メリットだけでなく、子どもの負担になる可能性も知ったうえで考えてみましょう。
早くからさまざまな経験ができる
早く習い事を始めるメリットの一つは、小さいうちから家庭や幼稚園・保育園とは違った経験ができることです。
水泳なら水に触れる、体操なら走る・跳ぶ・バランスを取る、音楽なら楽器やリズムに親しむなど、習い事によって体験できることはさまざま。
先生やほかの子どもたちと関わる機会が増えるのも、普段とは違う経験になりますよね。
だから僕は、幼児期の習い事では「どれだけ上達したか」だけを追いかけなくてもいいと思っています。
「こんなこともあるんだ!」「これ楽しい!」
そんな発見が一つ増えるだけでも、始めた意味は十分あるんじゃないでしょうか。
好き・得意を見つけるきっかけになる
子ども自身も、経験したことがなければ何が好きなのか分からないことがあります。
たとえば親子でプールへ行ったことをきっかけに水泳が好きになったり、ボール遊びからスポーツに興味を持ったりすることもありますよね。
いろいろな経験をする中で、
「もっとやりたい!」
「これなら僕にもできる!」
と思えるものに出会えるかもしれません。
早く始めること自体より、子どもの興味の入口を増やせることがメリットだと僕は感じます。
子ども自身が興味を持っていない場合もある
一方で、年齢が低いほど「自分が本当にやりたいから始めた」というケースばかりではありません。
親が「水泳は体に良さそう」「英語は早いうちからやった方がよさそう」と考えて始めることもありますよね。
親がきっかけを作ること自体は悪くありません。
ただ、実際に通い始めて毎回嫌がっているなら、一度子どもの様子を見てみたいところです。
親としては「せっかく始めたんだから、もう少し頑張ってほしい」と思ってしまいます。
でも、まだ興味がないだけなら、半年後や1年後に改めて体験したときには反応がまったく違うかもしれません。
早く始めることより、その子が楽しめるタイミングを待つという選択肢もあります。
習い事が多すぎると自由時間が減る
もう一つ気をつけたいのが、習い事を増やしすぎることです。
月曜日は水泳、火曜日は英語、木曜日はピアノ、土曜日はスポーツ……。
いろいろ経験させてあげたいという親の気持ちは分かりますが、予定を入れるほど子どもの自由時間は少なくなります。
何もない日に友達と遊んだり、家で好きなことをしたり、ぼーっとしたりする時間も子どもには必要ですよね。
特に幼稚園や学校へ通いながら複数の習い事を続ける場合は、本人が疲れていないかも見ておきたいところです。
習い事を早く始めることにはメリットがあります。
でも、「早く始めなかったら遅れる」と焦る必要はありません。
子どもが楽しめているなら続ける。まだ興味がなさそうなら少し待ってみる。
そのくらい柔軟に考えてもいいんじゃないでしょうか。
次の章では、「うちの子、まだ何も習ってないけど大丈夫?」と感じているパパ・ママに向けて、習い事を始めるのが遅いことについて考えていきます。
5|「まだ何も習ってない」は遅れているわけじゃない
「周りの子はいろいろ習っているのに、うちの子はまだ何もしてない……」
そんな話を聞くと、親としては少し焦りますよね。でも、習い事を始める時期が周りより遅いからといって、子どもが遅れているわけではありません。
むしろ僕は、周りに合わせて急いで始めるより、本人が「やってみたい」と思えるタイミングを待つのもアリだと思っています。
周りの子と開始年齢を比べなくていい
幼稚園や学校で習い事の話になると、「○○くんは水泳」「○○ちゃんはピアノと英語」なんて聞くことがあります。
そうすると、「うちも何かさせた方がいいのかな?」と思ってしまうんですよね。
でも、子どもの興味や成長のペースはそれぞれ違います。
3歳でスポーツに夢中になる子もいれば、6歳になって初めて「これやってみたい!」が見つかる子もいるでしょう。
習い事は早く始めた順番を競うものではありません。
周りの子ではなく、今のわが子が何に興味を持っているかを見てあげれば十分だと思います。
小学生から始めても楽しめる習い事はたくさんある
「もう小学生だから、今から始めても遅いかな?」
そんな心配もあるかもしれませんが、小学生から挑戦できる習い事はたくさんあります。
野球やサッカーなどのスポーツ、ピアノ、書道、そろばん、プログラミングなど、選択肢はかなり豊富です。
年齢が上がったからこそ、自分で説明を聞いたり、「これができるようになりたい」と目標を持ったりできることもあります。
早く始めることだけがメリットではないんですよね。
もちろん、本格的に競技を目指す場合などは開始時期が影響することもありますが、「習い事を楽しみたい」「好きなことを見つけたい」という目的なら、必要以上に年齢を気にしなくてもいいと思います。
「やりたい」が出てきたときがチャンスになることもある
僕が一番逃したくないと思うのは、子どもから「やってみたい!」が出てきた瞬間です。
それまで何の興味もなかったのに、友達の影響やテレビ、学校での経験をきっかけに急に興味を持つことってありますよね。
そんなときに、
「もう遅いから」
と最初から諦めるのは、ちょっともったいない。
まず体験してみて、本人が楽しそうなら始めてみる。それくらいの感覚でもいいと思います。
3歳でも、5歳でも、小学生でも、その子が「やってみたい」と思ったときが一つの始めどき。
「まだ何も習ってない」と焦るより、子どもの興味が動き出す瞬間を待ってみるのも、立派な選択肢ですよ。
次の章では、僕自身が子どもの習い事に関わる中で感じている、「いつから始めるか」より大事にしたいことを書いていきます。
6|僕が子どもの習い事で「いつから」より大事だと思うこと
ここまで「何歳から始める?」という話をしてきましたが、僕自身は開始年齢よりも大事にしたいことがあります。
それは、親がやらせたい習い事ではなく、できるだけ子ども自身の「やってみたい」を尊重することです。
親になると「これをやったら将来役に立ちそう」「せっかくなら上手になってほしい」と、どうしても先回りして考えてしまいますよね。僕も同じです。
でも実際に子どもの習い事に関わっていると、親の理想通りに進めることより、本人が楽しんでいるかを見る方が大事なんじゃないかと感じています。
親がやらせたいことと子どもがやりたいことは違う
親から見ると魅力的な習い事でも、子どもが同じように興味を持つとは限りません。
「運動してほしいから水泳」「将来のために英語」と考えていても、本人は野球に夢中かもしれない。
もちろん、子どもが知らない世界を見せてあげるのは親だからこそできることです。
ただ、最後まで親だけで決めてしまうのではなく、子どもの気持ちも聞いてから選びたいと僕は思っています。
始める前に「やってみたい?」と本人に聞く
気になる習い事が見つかったら、僕ならまず「これ、やってみたい?」と聞きます。
そこで興味を示したら、次は体験教室へ行ってみる。
逆に反応がイマイチなら、無理にその場で始めなくてもいいですよね。
子ども自身が選ぶことで、「親にやらされている」ではなく「自分がやりたくて始めた」という気持ちにもつながると思います。
それでも途中で気持ちが変わることはありますが、それも含めて一つの経験です。
始めたあとも楽しめているか見ていく
そして僕が特に意識したいのが、始めたら終わりではないということです。
僕も少年野球を見ていると、親としては「もっと上手になってほしい」「もう少し頑張れ!」と思うことがあります。
でも、それ以上に見ておきたいのは本人が楽しんでいるかどうか。
練習から帰ってきたときに楽しそうに話していたり、次の練習を楽しみにしていたりする姿を見ると、「今はこれでいいんだろうな」と思えます。
反対に、毎回つらそうだったり「行きたくない」が続いたりするなら、その理由を聞いてみたい。
親の「続けてほしい」より、まず子どもの気持ちを見る。
習い事を始める年齢に正解がないように、続け方にも一つの正解があるわけではありません。
だから僕は、**「何歳から始めたか」より「子どもが自分からやりたいと思えているか」**を大事にしていきたいです。
次の章では、実際に習い事を始める前に、親子で確認しておきたい4つのポイントを紹介します。
7|習い事を始める前に親子で確認したい4つのこと
「子どもがやりたいと言ってるし、さっそく入会しよう!」
その気持ちも分かりますが、ちょっとだけ確認しておきたいことがあります。
習い事は始めることよりも、子どもと家族が無理なく続けられるかがポイント。入会してから「思っていたのと違った!」とならないためにも、次の4つを親子でチェックしてみてください。
①まず体験教室へ行ってみる
気になる習い事が見つかったら、いきなり入会するより体験教室へ行ってみるのがおすすめです。
ホームページを見て子どもが「やりたい!」と言っていても、実際の雰囲気までは分かりません。
先生との相性や教室の雰囲気、練習内容などは、実際に参加して初めて分かることもありますよね。
そして僕なら、体験が終わった直後の子どもの反応を見ます。
「楽しかった!また行きたい!」
そんな言葉が自然に出てくるなら、かなり分かりやすいサインです。
逆に微妙な反応なら、その教室に決めず別のところを体験してみるのもアリ。同じ習い事でも教室や先生が変われば、子どもの反応が変わることもあります。
②子ども本人の気持ちを聞く
体験して楽しそうだったとしても、最後にもう一度本人の気持ちを聞いてみたいところです。
「楽しかった?」だけではなく、
「またやってみたい?」
「来週も行きたい?」
と聞いてみると、本人の気持ちが少し分かりやすくなります。
親が気に入った教室でも、実際に通うのは子どもです。
「せっかく体験したんだから」とそのまま入会するのではなく、本人の口から「やりたい」が出てくるかを待ってみてもいいと思います。
③送迎できる曜日・時間を確認する
意外と見落としやすいのが、親側のスケジュールです。
週1回の習い事でも、送迎まで含めると想像以上に慌ただしくなることがあります。
たとえば17時から1時間のレッスンでも、
学校から帰宅
↓
宿題や準備
↓
教室まで送迎
↓
18時終了
↓
帰宅して夕食・お風呂
となれば、その日の生活はかなり詰まりますよね。
さらにスポーツなら、土日の試合や保護者の付き添いが必要になる場合もあります。
入会前にはレッスン時間だけを見るのではなく、家を出てから帰宅するまでの時間で考えてみると、実際の生活をイメージしやすくなります。
④月謝だけでなく年間費用も確認する
もう一つ確認したいのがお金です。
月謝だけなら払えそうでも、習い事によっては入会金や教材、道具、発表会、大会などの費用が別にかかります。
そのため、入会前に「毎月いくら?」だけではなく、**「1年間続けたら全部でどのくらい?」**まで確認しておくと安心です。
習い事にかかる平均額や月謝以外の出費については、別の記事「子どもの習い事にかかる費用はいくら?」で詳しく紹介しています。
また、「やりたい習い事が2つ、3つある」という場合は、全部を一度に始める必要もありません。
学校や睡眠、自由時間、親の送迎まで考えながら決めるのがおすすめです。習い事をいくつまで掛け持ちするか迷っている方は、「子どもの習い事は何個まで?」も参考にしてみてください。
体験して、本人の気持ちを聞いて、家族の時間と費用を確認する。
ここまで見て「これなら続けられそう」と思えたなら、かなり安心してスタートできるはずです。
次の章では、「2歳からは早い?」「小学生からでは遅い?」など、習い事を始める時期についてよくある疑問にQ&A形式で答えていきます。
8|子どもの習い事をいつから始めるか迷ったときのQ&A
ここまで読んでも、「2歳からは早すぎる?」「小学生からだと遅い?」など、まだ気になることはありますよね。
最後に、子どもの習い事をいつから始めるか迷ったときによくある疑問をQ&A形式でまとめます。
2歳から習い事を始めるのは早すぎる?
2歳からでも、子どもが楽しめているなら早すぎるとは限りません。
ベビースイミングやリトミック、親子体操など、2歳ごろでも参加できる習い事はあります。
ただ、この年齢では「上達させなきゃ」と考えるより、親子で新しい経験を楽しむくらいでも十分です。
体験してみて楽しそうなら続ける。強く嫌がるなら、もう少し大きくなってから再挑戦する。
年齢だけで判断せず、子どもの反応を見ながら決めてみてください。
3歳で本人が興味を示していなくても始めていい?
親がきっかけを作るのはアリだと思います。
3歳くらいだと、そもそもどんな習い事があるのか知らない子もいますよね。
「水泳やってみる?」「体操見に行ってみる?」と声をかけて、体験する機会を作ってあげることで興味が出てくるかもしれません。
ただし、親がやらせたいからという理由だけで無理に続けるのは別の話。
体験後に本人が楽しそうか、「また行きたい」と言っているかまで見てから決めるのがいいと思います。
小学生から始めるのは遅い?
小学生からでも遅いとは限りません。
むしろ小学生になると、「野球をやりたい」「ピアノを弾いてみたい」など、自分の希望を伝えられる子も増えてきます。
本人が興味を持って始める分、目標を持って取り組めることもありますよね。
競技によっては本格的に上を目指す場合に開始時期が影響することもありますが、習い事として楽しんだり得意なことを増やしたりするなら、「もう小学生だから」と諦める必要はありません。
周りの友達が習い事を始めたら、うちも始めるべき?
周りに合わせて急いで始める必要はないと思います。
友達が水泳や英語を始めると、親の方が「うちも何かさせないと」と焦ってしまうことがあります。
でも、その習い事に興味を持っているのは友達であって、自分の子どもとは限りませんよね。
まずは「何かやってみたいことある?」と聞いてみる。
特にないなら、今はまだ習い事を始めないという選択肢があってもいいんです。
最初から複数の習い事を始めてもいい?
複数の習い事を同時に始めること自体はできますが、最初は子どもの負担を見ながら考えたいところです。
新しい教室、新しい先生、新しい友達と、習い事を一つ始めるだけでも環境は大きく変わります。
そこへ2つ、3つと一気に増やすと、本人が楽しんでいても疲れが出てくる可能性があります。
まず一つ始めて生活リズムを見てから増やす方法もありますよ。
何個までなら無理なく続けられるかについては、別の記事「子どもの習い事は何個まで?」で詳しく紹介しています。
始めてすぐ「辞めたい」と言ったらどうする?
まずは「せっかく始めたんだから続けなさい」と決める前に、理由を聞いてみたいです。
習い事そのものが嫌なのか、先生との相性なのか、友達との関係なのか。それとも単純に疲れているだけなのか。
理由によって対応は変わりますよね。
始めて間もないからといって、必ず続けなければならないわけではありません。
一方で、その日の気分だけで「行きたくない」と言っている場合もあるので、何度か様子を見る方法もあります。
子どもが辞めたがっているときの考え方は、「子どもが習い事を辞めたいと言ったら?」でも詳しく紹介しています。
結局のところ、習い事を始めるタイミングに「全員○歳」という答えはありません。
年齢は参考にしつつ、子どもの興味や様子を見ながら、その家庭に合ったタイミングを選ぶ。それくらい柔軟に考えていいんじゃないでしょうか。
次はこの記事のまとめです。
まとめ|習い事は「何歳から?」より子どもの「やってみたい」を始めどきにしよう
子どもの習い事を考え始めると、「何歳から始めるのがいいんだろう?」と気になりますよね。
幼児期から始める家庭も多いですが、0〜2歳から楽しめるものもあれば、小学生になってから挑戦できる習い事もたくさんあります。
だから僕は、「○歳までに始めないと遅い」と焦る必要はないと思っています。
周りの子が始めたからではなく、
「これやってみたい!」
と子ども自身が興味を持ったとき。その気持ちは、習い事を始める大きなきっかけになります。
もちろん、子どもの気持ちだけでなく、送迎や費用、学校生活とのバランスなど、家族が無理なく続けられるかも考えておきたいところです。
わが家も最初の習い事は5歳からでしたが、今振り返っても「もっと早く始めればよかった」とは思っていません。
その子が興味を持ち、家族も笑って応援できるタイミング。
それが、その子にとって一番いい「習い事の始めどき」なんじゃないでしょうか。

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